コラム
column
2017-10-12
タイ出張(小竹 2017年9月)
小竹です。今年、2回目のタイ出張をしました。今回は9月7日から9日まで開催されるThe southeast Asian Agri-Business Show(IMPACT会場)という農業ビジネス展示会を視察する目的もあり出張してきました。
会場には、日本メーカーは3社しか展示ブースがなく、他は中国、台湾、タイ現地企業が多かったです。開催初日に行くが、今年で3回目の展示会こともあるのか、来場者は予想より少なく感じました。
<展示会の様子>
大阪から参加されたC社に話をうかがうと、タイに新規の取引先を探しにきているが、台湾製品、中国製品と価格差など苦戦していると。他の日本企業と同様、タイ市場というかなり成熟した市場で新規にブランドが浸透していない価格の高い日本製品の売り込みに苦労されているようです。
私のタイ出張前に、タイで大きな政治事件が発生しました。最高裁判所による判決日前日にインラック前首相が8月24日に国外逃亡しました。タイ現地紙の報道によれば、タイ東部トラート県チャン島からヘリコプターでカンボジアのプノンペンに移動後、空路でシンガポール入り、その後は実兄のタクシン元首相が活動拠点の一つにしているドバイに向かったようです(出典:2017年9月2日バンコク週報)。
この逃亡劇により、政情不安懸念の後退からタイ通貨のバーツ高とタイ株価が急伸しました。政治が落ち着けば、海外から投資も増え、現在保留されているプロジェクトも再開されて、昨年より明るくなるのではないかとの見通しを持ちました。今回、訪問した取引先より、前向きな案件(宿題)をもらっている状況で、その為 再度11月にタイ出張する予定です。今後の動きなども報告させていただきます。